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後悔!家を買う前に調べておけばよかったこと

返済までの軌跡

家の購入を勢いで決めてしまった後悔

住宅ローン 不安

就職してから何度も「そろそろ家、買おうかな」思ったことはありましたが、家のローンのことがこわくて、購入に踏み切れませんでした。

そんなある日、持ち家に住む知人から「不動産投資で家を2件買った」と聞きました。
その彼女の甲斐性に刺激され、「3件家を買うのは無理だけど…1件ぐらいなら私にも買えるはず」と購入を決意しました。
その数日後、決意を固めたまま、不動産屋さんに向かいました。

大きなお金が動く一世一代のイベントなので、本を買って勉強しました。             でも、実際購入してから「こんなはずではなかったのに」、と感じることもいくつかありました。

この記事では、私が買ってから気づいた「家を買う前に調べておけばよかった」5つのことを紹介します。

家を買う前に調べておけばよかったこと5点

1.修繕積立費・管理費が将来の住居費を左右する

マンション購入時、たまたま条件に合った「小規模マンション(50戸未満)」を選びました。
でも、小規模マンションが大規模マンションより修繕積立費や管理費が高くなることを知りませんでした。                                            

実際どれぐらい修繕積立費と管理費が将来の住居費に影響するのか、説明していきます。

★修繕積立費とは

修繕積立費とは、建物が古くなったり災害が起きた際の修繕費用として毎月積み立てていくお金です。
特に、10年から15年ごとに行われる「大規模修繕」のために必要です。
これは長く安全にマンションに住むための費用になります。

国土交通省より、修繕積立金の平均額の目安が公表されています。

 延べ床面積:マンション全体の床の面積です。共用部分も含まれます。

上の表を参考にして、50㎡のマンション(イメージ的には一人で住む1LDK~2LDKのマンション)の修繕積立費を、平均価格を参考に計算してみました。

表のとおり、小規模マンションは高層マンション級の修繕積立費がかかります。

20階未満の建物に関しては、5000㎡以上の方が修繕費が安くなっていることがわかりますよね。

規模数によってだけでなく、築年数が古いマンションも、劣化がすすすんで修繕費が高くなるようです。

★管理費とは

マンションの共用部分の管理や運営するためのお金です。
たとえば、管理人さんのお給料、保守点検費用、共用部分の光熱費などが含まれます。

国土交通省 2018年 マンション総合調査で管理費に関する記事がありました。

出典:国土交通省 Ⅱ 平成30年度マンション総合調査結果より引用

単棟型マンション:1棟が土地を共有                              団地型マンション:複数の棟が土地を共有

調査結果でも、小規模マンションでは1戸当たりのコストが高くなっていることがわかります。               

プールやジムがあるような豪華なマンションだと、さらに高額になることがあるので、選ぶ際には注意が必要です。

修繕積立費と管理費は、今後もじわじわと上がっていく可能性が高いです。                                    ちなみに私の住んでいるマンション(築25年ぐらい)では、来年から修繕積立費が1.4倍値上がりする予定です。                                         

後悔しないために調べておくこと                        

家のローンを払い終え、今は賃貸よりもお得に住んでいると思っています。                                      でも、将来の管理費・修繕積立費の値上がりには正直、不安もあります。             だからこそ、マンション購入前に「管理費や修繕積立費はどれくらいか」「将来的にどれぐらい上がる可能性があるのか」をしっかり見積もっておいたほうがいいと思います。

2.不動産に詳しい知人・友人に相談する

「買おうという決意が消えないうちに!」と勢いで不動産屋さんにとびこみました。        後日、2件の物件を見せてもらい、そのうちの1件は条件に近かった今の物件でした。        他にもいろいろな物件を見ればよかったのですが、当時はその1件以外選択肢はほぼ考えられませんでした。                                            

あと、不動産会社1社にしかお願いしていなかったので、「他の会社に相談をしたていたらもっと条件に合う物件が見つかったのでは?」と思うこともあります。                    私は物件の内見から成約まで3週間ほどで決めました。                      少し急ぎすぎたかな、と反省しています。

家を購入した後、不動産業界で働いている知人ができました。                  家を購入した今でも不動産に興味があるので色々話を聞かせてもらっています。          そのなかで感じたことは「家を買う前に知り合いたかった」ということです。 

見知らぬ営業さんより私のことを理解してくれているので、私にあったアドバイスももらえたような気がします。不動産の裏事情、たとえば価格の交渉ポイントや市場の動き、営業さんに聞きにくかったことも教えてもらえたかもしれません。                              

自分の購入方法が最善だったかはわかりませんが、もっと幅広く情報を集めて検討すべきだったと思います。

後悔しないために調べておくこと                        

家を買うような大きな決断する時こそ「人脈」が武器になるんだと実感しました。         

一人身だと「自分で決断しないと」と思いがちですが、こういうときこそ信頼できる人に相談することが大切です。                                        これから家を買う方は、不動産に詳しい友人や知人に、ぜひアドバイスをもらっください!後悔の少ない選択ができると思います。

3.実際に住んでみて気づいた誤算

内見の時に目に入るのは、部屋全体の広さや雰囲気、設備品、収納でした。            

ざっくりと見渡しましたが、収納スペースや部屋のレイアウトなど実際の使い勝手まで考えていませんでした。
いざ住んでみると「収納に布団がうまくはいらない」「ここに扇風機を置きたいけど高さが合わない」など、細かい部分で不便を感じる場面が出てきました。

リビングは12畳あります。数字を見て「広いな~」と思っていましたが、カウンターキッチンのカウンターがリビングとの間にあることで、狭く感じます。
本当はダイニングテーブルとソファー両方を置いてリラックスした空間を作る予定でしたが、狭くなるでソファーをあきらめました。

                                  
ただ誤算でしたが、ソファーを置かないことで広々した空間ができました。            

床にマットを敷いてヨガやストレッチもできるのでありかなと思っています。                       見た目にもすっきりしているので快適です。                                                                

殺風景かもしれませんが、一人暮らしなので、部屋の空間を好きなように使います。 これは想定外の良い結果として喜んでいます。

後悔しないために調べておくこと                        

もし、家を購入する予定があって、そこにお気に入りの大型家具を置きたい方は、内見の時にメジャーを必ず持って行ってください!                                内見時の部屋の広さと、家具を置いた時のスペース感は違うと思います。             

あと、収納スペースの確認も必須です。引っ越してから部屋が物で占領されてしまいます。     

事前にしっかりと計測して、どんな家具がどこにおけるのかをイメージしておくと、「こんなはずじゃなかった」を防ぐことができると思います。

4.おしゃれエリアでも、節約優先なお買い物事情

地方の都心部に住んでいるので、家の周りにはおしゃれなカフェやレストランがいっぱいあります。 友人たちから「うらやましい!」「食べるところがいっぱいあっていいな」と言われます。     

でも、庶民の私にとって日常づかいするお店ではないので行くことはありません。             

スーパーも近所に数件ありますが、やや高めの価格設定になっています。             

品揃えも質もいいですが、日々の生活には少し贅沢な感覚があります。              昨今のインフレ事情もあり、お財布事情を考えるとなかなか手がでにくいです。

結局、私がよく使うのは、自転車で10分ほど離れた場所にあるディスカウントスーパーです。                                       まとめ買いに最適で、月2回ほど通ってます。                         10分ほどの自転車移動は面倒ですが、出費もおさえられて運動にもなるのでいいか、と思っています。

それでも、家のすぐ近くにスーパーがあるのはありがたい存在です。               急に「あれが足りない!」や「体調が悪くて遠くまで買い物にいけない」といったときは本当に助かります。                                           徒歩数分で行ける場所にお店があるのは安心です。

後悔しないために調べておくこと                        

利便性を重視するのであれば、周辺のスーパーやお店の価格帯をチェックしておくことをお勧めします。                                            私は大型スーパーがあったら、便利かなと思います。                      食事もフードコートで済ませたり電化製品、洋服なども比較的安く購入できるので。        

自分が使いやすいお店が近くにあるかは、生活の質にも直結します。

5. 結露とカビで、家が台無しになりそうになった

引っ越してはじめての冬、窓辺に水滴がいっぱいついていました。                それは結露です。
さらにサッシにカビを発見してしまいました。                          

結露はタオルで拭いても拭いてもきりがありません。
このまま放っておくとサビやカビで家だけでなく、身体にも悪い影響がでてくると不安が押し寄せてきました。                                            何とかしないけない!とあせるものの、どう対処すればいいのか全くわかりませんでした。

建築士の知人に相談すると、2003年以降に建築された家に関しては、シックハウス予防で24時間換気システムの設置を義務付けられていることがわかりました。
残念ながら、私の住まいはそれより以前に建てられたので、そのような換気システムがありませんでした。

わが家の場合、どうすればいいのか相談すると、「台所の換気扇を1日中まわせばいいよ」とアドバイスをもらいいました。                                       台所に向かい、換気扇をみると「常時換気」と書かれたボタンがありました。           

言われた通り、その日から換気扇を回し続けることにしました。                 すると、悩ましかった結露はぱったりとなくなりました。                      それ以降、カビ発生せず、快適に過ごすことができています。                  

ただ換気扇を回すだけの話ですが、この簡単な解決策に感動したことは今でも忘れられません。                                        

後悔しないために調べておくこと                        

換気は部屋の空気を新鮮にする役割があります。                        湿気を管理することで、家具や建物の劣化を予防します。                                            健康面で言えば、シックハウス症候群(頭痛、呼吸困難など)の予防や軽減になります。                せっかく買ったマイホームで病気にならないように、換気事情についてもチェックが必要です。

まとめ:後悔の少ない住宅購入を目指す

初めての住宅購入はわからないことがいっぱいあります。                    失敗すると経済的・精神的に大きなリスクを背負うことになります

勢いだけで決めてしまうと後悔することも多いので、できるだけ多くの物件を調べて、信頼できる人からのアドバイスを大切にしてください。                           

家を購入して実際に住んでみてから「もっと調べておけばよかった」と感じることはありました。                                      だけど、不便さをカバーするために情報を集めて快適すごせるような工夫をしています                                       そうすることで、自分だけの快適な空間を作ることができています。

もし、これから一人暮らしで家を購入しようと考えている方がいれば、慎重に調べ、計画を立てて進めていってください。 

自分にあった家を見つけて、楽しい新生活をはじめてください!

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