住宅ローンを完済した日、興奮して眠れませんでした。
「やっと自由だ!」と一人でガッツポーズしたのを覚えています。
完済した当日、ATMの通帳記帳に出向き、何度も通帳を眺めて達成感をかみしめていました。
就職してからローンを完済するまで、家の購入のためにお金を貯めてきました。
そのため、完済してはじめて、「家計の余裕資金」をもつようになりました。
余裕資金はできましたが、節約体質からは抜け出せず。
相変わらず、堅実な金銭感覚は変われないままでいます。
この記事では、住宅ローン完済で変わった、私の家計事情と価値観について綴っていきます。
住宅ローン完済で手に入れた余裕資金とその使い道
毎月のローン返済がなくなり、家計の管理がシンプルになり、ストレスが減りました。
ローン返済は「負債」としての支出ですが、将来的には「資産」となるというあいまいさがあります。そのため、家計管理をしている途中、何度も混乱して家計簿をつけるのが嫌になった時期もあります。
調べてみると、住宅ローンの支出や資産については次のように定義されています。
住宅ローンは支出 返済義務があるので借入金になる。
不動産は資産 ただし、価値が下落すれば負債になる。
完済後はこうした混乱からも解放され、シンプルに「今あるお金」を考えられるようになりました。
その「今あるお金」を有意義に使うためにおこなっている、5つのことを紹介します。
再び始めた「お金を増やす」挑戦
ローン完済後の余裕を生かして、余剰資金を投資にまわしています。
リーマンショックの前から、積立投資や株式投資をしていましたが、住宅購入の際に売却してしまいました。
売却しなったら今頃、右肩上がりのアベノミクスノ経済成長に乗っかって、資産を増やせているはずでした。
でも、借金返済を優先させたかったので、売却してよかったと思うことにしています。
今は、NISAを活用して毎月インデックスファンドに積立投資をして、将来の資産形成に向けてコツコツ取り組んでいます。
健康は最大の資産!ジム通いで体型リセット
体型が崩れてきたので、2つのジムのかけもちをすることになりました。
更年期の時期に入り、体型に変化もみられはじめました。
体脂肪率も、みるみる増え始めてきました。
コロナを理由に休んでいたジムを再開しましたが、なかなか効果が出ず。
だからといって、食事の量を減らすこともできず。
もともとアクティブに動き回る運動は好きですが、筋トレは好きではありませんでした。
でも、筋トレをて代謝をあげないと痩せないフェーズに入ってきたのではじめました。
現在は週3回の筋トレと有酸素運動を組み合わせてジム通いを続けています。
その結果、半年で体脂肪率も7%減らすことができました。
健康でなければ仕事も遊びも満喫することができません。
ジムのかけもちができるのも、ローンを完済したおかげです。
新しい人とのつながりを作る
私の人生は、とにかく自分のマンションが欲しくて、そのことばかりを考えて生活していました。
ローンを完済して気づいたことは、「人とのつながりが薄いこと」でした。
生きていくうえでお金も必要ですが、人生の楽しみや生きがいには人との交流も大切です。
とくに、独身である私は自分の家族をもたないので、家から出ないと本当に孤独になってしまいます。
人見知りや交流が苦手、と言い続けていても状況は変わりません。
いろいろ考えた結果、思い切ってオンラインコミュニティーのオフ会に参加するようになりました。
コミュニティーは月々の支払いがあり、食事代が必要な時もあります。
でも、人間関係をつくるうえでの必要な投資です。
コミュニティー内で同じ目的をもつ人との交流は楽しく、今では楽しみの1つになっています。
生きていくうえでお金も必要ですが、人生の楽しみや生きがいには人とのかかわりも大切です。
べったりな人間関係は苦手ですが、人との上手な距離をとりながら楽しく生きてきたい。
それが今、私の目標の1つです。
親に感謝を伝える
家のローンの支払い中も、精神的に大きな支えになってくれたのは親でした。
自分のローン完済時には、車の免許を返納した母親に、アップルウォッチをプレゼントしました。
年に数回、旅行にも連れて行ってます。
アラフィフになると、いつまで親と一緒にすごせるのかな、と思うようになってきました。
一緒にいられる間に、できるだけのことをしようと思っています。
次の目標はクルーズ旅
海外にいくのは好きですが、食事がどうしても口に合いません。
そこで、思いついたのはクルーズ旅です。
3か月間、暮らすように海外旅行ができ、好みのものが食べられることは、わたしにとって
最適な旅になりそうな気がします。
クルーズ旅の費用を調べてみると、800万~4000万円と高額です。
おそらく、生きている間に1度行ければラッキーです。
今は妄想の段階ですが、いずれは現実のものにしたいです。
新たな未来への一歩を踏み出そう
振り返ってみると、住宅ローンを完済するまでの道のりは、ただ借金を返すだけの時間ではありませんでした。
その過程で、自分のことを見つめ直し、新しい目標を見つけるきっかけになりました。
もしあなたが今、ローン返済で苦しい思いをしているなら、その先に待っている「新たな生活」を想像してみてください。
あなたが描く目標は何ですか。
次はどんな一歩を踏み出しますか?
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